【応用】IRをプレゼンに活用しよう

まずIRとはインベスター・リレーションズの略で、経営状況、財務状況など業績の動向の情報を企業が投資家に発信する活動のことです。IR活動には大きく分けて2種類の方法があります。1つ目は対面で話をする方法です。主に企業説明会、スモールグループミーティング、決算説明会などがあります。これは顔を見合わせて出来るので、密度の濃いやり取りができます。2つ目は出版物としてアニュアルレポート、ファクトブック、事業報告書があります。また最近ではインターネットでIR活動をする企業も増えています。IRを使用してプレゼンするにあたって大事なことは、コミュニケーション能力を身につけること、プレゼンテーションの能力を身につけることや、財務や会計、法律の知識を身につける、社内情報の収集力を身につけるなど、様々あります。

IRにはどのような情報が載っているのか

IRは上場している企業ならば、ホームページ上にIR情報を掲載しなければなりません。IRには様々な情報が載っていますが、主なものは決算短信、決算説明会資料、有価証券報告書、四半期報告書、事業報告書、IRプレゼンテーション資料などがあります。なかでも決算説明会の資料には、売上高、営業利益、経常利益など会社の業績が細かく掲載されています。また売上総利益といって、商品を作り、販売したあと手元に残る利益が掲載されていますが、この売上総利益と売上高がともに前年度より伸びていれば、その企業が伸びているということもわかります。有価証券報告書には対処すべき課題の項目もあり、現在企業がどんな問題を抱えているのか、どのように取り組むのかも書かれています。企業説明会では聞く事のできない、企業本来の姿を見ることができるのです。

就職活動のためにIRを見てみる

IRは就職活動にも役立ちます。なぜなら就職セミナーや企業パンフレット、企業の人事担当者による説明などは、企業や事業の状況などを知るうえではとても有効ですが、あくまで企業が発信したい情報のみであって、私たちが知りたい、企業が発信したくないような情報は隠されてしまうということがあるからです。その点IRは企業の情報を正確に発信しなければならないので、就活生にも大きなメリットがあります。例えば就活生にはその企業が今後伸びていくのか、倒産寸前の企業なのかが気になるところですが、それもIRを読み解くことでわかります。貸借対照表の中に当座資産と流動負債があり、流動負債の値が当座資産の値より上回っている場合などは、倒産のリスクが高い可能性があるのです。もちろんIRの情報が企業の全てではありませんが、参考にすることは就活をするうえでとても有利だと言えるでしょう。